結果は、三年目社員の転職意向が単なる「職場への不満」だけではないことを物語っていると考えられる。もちろんこの調査でも、回答結果をより詳細に分析してみると、現在の仕事に満足していない人ほど転職意向は強いとの結果が出ているので、会社への不満と転職意向が無関係というわけではない。しかし、会社に不満があるから転職するという単純な話ではないことも明らかで、三年目社員の離職理由を先に触れた「打たれ弱さ」論や「ミスマッチ論」だけでは説明しきれないことの一つの証明にもなるだろう。
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このような三年目社員の「五割超が転職を希望」し、「一〇年後には九割がいない」という状況の中で、企業としてはどうしたらいいのだろうか。この点で企業の悩みは深い。すでに「どうせ人を育ててもすぐに辞めてしまうのであれば、育成してもしょうがないのではないか?」「研修投資は無駄ではないのか?」といった人材育成に対する徒労感が出てきている。