二期作方式の採用という道もある

2012.01.07

すべて夏休み選考に切り替えるリスクを避けたいなら、現在の採用を続けながら採用枠の一部分を先送りして、四年生の夏休みや秋以降に採用する方法も現実的かも知れない。いわば二期作方式である。そうしたワクを作れば、企業側は四年生前期の成績も選考材料に加えることができて、能力のある学生を採用できる可能性も高くなる。キャノンの夏休み選考に多くの学生が受験したように、大学でしっかり勉強して、その成果を評価してもらいたい学生だって少なくないのだ。

(参考情報)
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キャノンMJや大手商社など二〇〜三〇社が早期化是正を訴える上位大学と連携して「夏休み選考」に踏み切れば、いまの就活早期化を是正する突破口になりうるだろう。こうした機運が出てきているだけに、大学側もこうした企業に働きかけて積極的に動くべきだ。なお、これに関して東大大学院教授の見解を紹介しておこう。「大手商社の選考時期見直しは是正が必要だという認識の表れとして評価するが、夏以降の就活は大切な卒論や卒研を仕上げる時期にあたり中途半端だ。卒論や修士論文、研究のめどが立つ二月以降から就活をはじめ、内定が卒業後に延びても構わない就活のあり方を探っていくべきだ。今は新卒か既卒かで就職機会に大きな差別があるが、不合理なことだ。若者が大学教育を通じて、どれほど具体的な職業能力、専門知識を身につけたかを見てもらい、新卒、既卒を問わないマッチングが必要である」